mohoには、スクリプトをインストールする拡張機能があります。
ネットには有志が作成した様々なmoho用スクリプト(Lua言語で作られている)があります。
カスタムコンテントフォルダの作成
mohoのスクリプトを利用するためには、まずはカスタムコンテントフォルダを作成します。
多分mohoのデフォルト環境を汚さないための措置です。
編集 >> 環境設定 >> 全般 >> カスタムコンテントフォルダ
PCの書き込みアクセス権のある場所(ドキュメントのサブフォルダなど)に設定します。
例として、mccというフォルダをカスタムコンテントフォルダとして作成しました。
すると配下にMoho Proというフォルダが作成され、さらにその下にずらずらとサブフォルダが作成されます。
使うのはscriptsフォルダです。
Moho Scripts - Anime Studio Tutor - Moho Pro (Anime Studio) Tutorialsに、有志の方が作成したスクリプトファイルがリスト化されています。
試しに Clone & Offset Layers と Center to points をダウンロードしてみます。
スクリプトのタイプは3種類
スクリプトのインストールは基本的に、該当ファイルをコピペしてmohoを再起動するだけでOKのようです。
ツールスクリプト
mohoのツールパレットから呼び出すタイプのものです。
インストールするとツールパレットにアイコンとして出現します。
インストール場所(コピペ場所)は、mcc\Moho Pro\scripts\toolになります。
メニュースクリプト
上部メニューの「スクリプト」から呼び出すものです。
mcc\Moho Pro\scripts\menu
menuフォルダ内に任意の名前でフォルダを作ってインストールすると、メニューにそのまま反映されます。
レイヤースクリプト(埋め込みスクリプト)
レイヤー設定から「スクリプトファイルを埋め込む」を選択することで機能するスクリプトです。
注意点として、スクリプトはMohoのプロジェクトファイルに保存されないことです。
レイヤースクリプトも「埋め込む」とありますが、保持するのはパスのみで、リンクが切れると機能しなくなるそうです。
ちなみにメニューより、スクリプト >> スクリプトのインストールというコマンドもありますが、指定されたファイル構造に厳密に沿っている必要があるらしく、ぶっちゃけファイルコピペの方が簡単みたいです。
スクリプトのインストール
Clone & Offset Layersスクリプトはツールスクリプトなので、解凍したこれら2つのファイルをmcc\Moho Pro\scripts\toolにコピーします。
Center to pointsはメニュースクリプトなので、mcc\Moho Pro\scripts\menu配下にmy_scriptsフォルダを作成して、そこにコピーします。
コピーしたらmohoを再起動(ctrl + alt + shift + Rでも可能)します。
Clone & Offset Layersスクリプトがツールパレットに反映されました。
Center to pointsスクリプトもメニューに反映されています。
Center to pointsを使ってみます。
レイヤーのオブジェクトの中心にセンターポイントを移動させる機能のようです。
Clone & Offset Layersスクリプトは、操作方法が悪かったのか残念ながらうまく機能しませんでした……。
代わりに、Round Cornersというツールスクリプトをインストールしてみたらこれはうまくいきました。
オブジェクトのコーナーを角Rにしてくれるスクリプトのようです。
こんな風に、スクリプトがmohoの機能を拡張してくれます。
ツールスクリプトとメニュースクリプトの違いですが、多分頻繁に使う機能はツールスクリプト、あまり頻度の高くない操作のものならメニュースクリプトぐらいの認識をしています。
多分スクリプターさんのニュアンスに負うところが大きいのだと思います。
非常に参考になりました。
mieki256's diary - Moho Pro 12にスクリプトをインストール
Moho Scripts List - Moho Forum
他にスクリプトをダウンロードすることができるサイト
Latest scripts - Page 1 - MohoScripts.com
AnimeStudioScripts.com(サイトがダウンしていたためアーカイブ)
[実行環境]
Win10
Moho Pro 13.0.2 Build610(64-bit)